深田恭子の憂鬱

BUBKAで、深田恭子が、親交相手を小池栄子に乗り換えたというソースがあった。
ホリプロが、深田を広末と付き合わせると悪影響がある、などの理由で二人の親交を快く思っていない・・とされているが、嘘っぱちである。

本当の理由は、広末を認めると、ホリプロの立つ瀬が無いからである。
ホリプロは、前にもいったが、男優は人材豊富だが、こと女優に限っては、深田から見て、演技の実績が評価されている先輩、あるいは同僚が一人もいない。なんたって、現在、女優畑で頼みの綱である宮路真緒ごときが事務所の一押しだということが、演技畑での人材の払底を如実に現している。今まで、バラエティーばかりに力をいれて、演技のできる女優の育成をおこたったツケが、ここになって表に現れだしたのだ。

宮路以外、ほかの深田あたりと同年代のタレントは、広末、柴咲、内山などの女優達に、演技力で駆逐され、毒舌コメンテーター、あるいはバラエティー司会に身をおとした敗残者ばかりである。あびる、優香などが好例であるが、深田は、優香とは極めて仲が悪い。はっきりいって、相手は安物B級バラドル。自分とは格が違う・・と思っているのだろう。そのとおりなんだが・・・多分、ほかのホリプロタレント、あるいは小池も、深田にそう見られているのだろう。

とにかく、深田から見て、自分が模範とできるような、高い演技力、存在感、アジア諸国はじめ、国際的な知名度。これらを広末並に満たしているホリプロタレントなどは皆無である。森口博子など、諸先輩の不振も気になる。深田も、”私が、こんなところにずっといると、このままじゃ、優香みたいに芸無しバカになっちゃう。森口博子みたいになってしまったら、将来も暗い。早いうちに演技で食っていけるような本格派に脱皮しないと、将来生き残っていけない”と焦り、ホリプロから、心理的に距離をおき始めている。

ホリプロが、これを認めるわけが無い。深田の主張を認めると、”バラエティーで存分に毒舌を吐いてライバルを潰し、あるいは、番組の企画で、マラソンや、難しいことに挑戦したりして、世間を感心させ、一生懸命、ひたむきさをアピールし、それで好感度のポイントをあげ、人気者となり、それを武器にドラマや映画、舞台などの演技に進出した方が、幼少のころから演技一筋で売っていくより、遥かに有利なことである”この、ホリプロの基本テーゼを、真っ向から否定することになるからだ。とにかくタレントなんて使い潰し、効率よく儲けなきゃ大組織はやってられない。大事に育てるなどバカらしい。しかし、これも、深田にとうに見透かされているのだ。

バラエティー至上主義を掲げるホリプロにとって、都合のいい友人は誰か・・
小池栄子は、その点理想の人物である。バラエティーで名を売り、その影響で演技に進出。ほかのホリプロタレント同様、演技以外で名が売れた人間だ。ホリプロ所属でないが、まさにホリプロテーゼに合致した人物である。逆に、ホリプロがほしい位の人材であろう。とにかく、現在、ドラマ市場を席捲している女性達、ホリプロとは逆の、演技至上主義である、広末、あるいはスターダストなどの女優達とまったく正反対の人物であることは確かだ。

深田が小池に影響されれば、”演技で努力するなんてバカバカしいことだ、だから、そのような、技での手厚いサポートを事務所に求めるなんて無駄なことだ”と、深田に、強く認識させることができる。だから、深田が”自分はあくまでも演技で売りたいので、そのような、本格派女優を育成するサポートシステムの整っていない、ホリプロなんか離脱する、そういった実績が豊富な、フラームパパドゥや、アミューズのような事務所にいきたい”などと言われたらハタと困ってしまうホリプロにとって、深田が、小池を模範としてくれれば、そうやってごねて、我々を困らせる事も無くなるだろうと踏んでいるのだ。

しかし、それも、すべて小池の芸能活動の浮沈にかかっている。小池が女優の脱皮などに失敗し、あっというまに落ち目になれば、深田の信頼をいちじるしく失い、浜崎あゆみのように、あっさりと見放されることもありうるのだ。小池の持つ演技力、ルックス、世間の飽きっぽさから考えて、どうやら、その可能性が高そうなのだが・・・

とにかく、できるなら、将来、深田には、バラドル畑に進出してもらいたい。これに関しては、自分達はその方が儲かるし、何たってノウハウがあるし、存分に彼女をサポートできる・・・だから小池との親交を厚くして、小池を”師匠”にさせて、深田を”弟子”につけ、今のうちに、バラエティーで必要な”まわし””ボケ””突っ込み”などの奥義を、小池に伝授してもらいたい。ホリプロはそう思っているのだ。本格派女優に憧れる深田にとって、そんなことに乗り気でないのは当然なのだが・・・