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バーニング 7

しかし一つの疑問がある。なぜバーニング対抗勢力が一同に結集して、バーニングにされたことと同じように、バーニングを攻撃しないのかということだ。
実はその傾向はもう始まっているのだが、今までは、バーニングの餌をちらつかせた切り崩し工作が巧妙だったので、足並みがそろわず、その動きが妨げられていた。現在はその傾向も弱まりつつあって、徐々に、対抗勢力の大結集が起こりつつある。

しかし今までそのような連合が不活発だったのは、上記以外の理由が大きい

バーニングが、マスコミの上げ底なしの実質的な、莫大な固定ファン層、強力な映像制作者との信頼関係などを持つ、敵勢力のタレント、事務所を攻撃すれば、それを奪った効果は計り知れない。肥沃な土地、戦略的価値の高い地域を占領する・・・・当然、これに多大な戦力をつぎ込むのをいとわない。同様に、バーニングは、多大な労力を費やしてまで、ライバルつぶしに固執する価値があった。

しかし非バーニングのタレントは、すぐバーにつぶされる弱小ならともかく、そこそこの準大手、中堅は堅実な経営をしてるところが多く、なんだかんだいわれながらも固定ファンはがっちりで、そこそこ利益は上がっていて、他を侵略してまでも、拡大するという必然性は少ない。またそういった敵の土地を奪ったところで、バータレの実質的シェアなど、マスコミヨイショで底上げされたものであって、肥沃どころではなく、実際は貧困な土地である。よって”収穫”もそれほど期待できず、そんなところに多大なコストを掛けて戦力をつぎ込む理由が見当たらないのだ。自分のところでそこそこ収穫を上げているのだから、他は目をくれず、自分の領土(=固定ファン層、テレビ、映画製作者の信頼)を徹底的に守りきった方が得策なのである。

よって、非バーの連中は皆モンロー主義敵、上杉謙信的な内向きの傾向が多く、大連合を組んで、共同でバーを倒そうなどといった、積極的な考えはおこらなかったのである。勿論、どこかが言い出したとして、事務所ごとに思惑がまちまちで、絶対に足並みはそろわなかったであろう。

しかし最近その傾向が変わりつつあって、音頭を取っているのは吉本、研音廣済堂系あたりだろうと思われる。芸映は規模は小さいが、権威だけは昔からあって、いわゆるお公家的な、ノータッチの聖域という認識であったが、フラームの躍進によって地力をつけはじめると、最近はバーも遠慮しなくなって、サンミュージック同様、反バーの急先鋒と変化を遂げた。勿論、彼らの目標は、バータレの”土地”、つまりシェアの奪取=ファン層の奪取なんかではなく、バーの持つ”攻撃力”の減殺=マスコミ影響力の排除であることは、いうまでもないが。