バーニングシフトその3 稀有な傾向を、さも・・

以前の鈴木あみの記事id:pokopiko:20040424で触れたが、バーニングシフトのマスコミは、業界の中ではバータレくらいしか持っていない、稀有な傾向、あるいは、業界の中ではバータレが突出している悩みの種を、さも芸能界全体のこと(特に非バーニングの大物に目立つ傾向)であるかのように言いふらす癖がある。


これは、俺達も相当こまっているのだから、奴らも同じような問題で、しかも、我々以上に、悩んでいる”はず”だ。バーニングがそうならば、非バーニングも”そうなんだ”と無理やり思い込みたい、あるいは、そういうふうに皆に思わせたいという、連中に都合のよい、手前勝手な考え方といえよう。それは、あんたんとこだけだよ・・・声を大にして、言いたいが、まあそれはおいといて・・

バータレが先か、それとも・・

今思うと、どちらが先に情報が出たかというと、全部、バータレのほうなんである。つまり、こと不祥事に関しては、もともとは、こっちのほうが”本家”だったのである。まとめてみると

”ドタキャン””心療科、産婦人科”と加藤、
”問題発言””プッツン奔放キャラ”と榎本、
”●●●”と安●●ろこ
すべてのバータレに当てはまる”劇やせ、肌荒れ、キツネ顔”

これについては、去年の頃から、”カムフラージュ”という言葉を用いて、siro氏やsimairuka氏やaotan氏が触れているので、詳しくはpokopikoのアンテナを見てもらいたいとして・・・私は、↓これらも追加していいんじゃないかと思っている。

”親の干渉”と鈴木あみ

鈴木あみ父””倉木パパ”で盛りあがっていた2001年中期、噂の真相で、広末の母親が、娘の仕事に、過剰に干渉してきているという記事が出た。他のマスコミも追随した。少し後の、窪塚もそうであるが、やはり誰がさきがけか・・といったら、鈴木に間違いないであろう。

鈴木以外はバータレではないし、かつての松本恵なども、バーと無関係だった。バーニングシフトを除外して”曇りなく”考えてみても、確かに、欲張りなステージママ(パパ)たちの過干渉に悩まされているプロダクションはバーニングだけではないだろう。しかし、この問題が最もクローズアップされた時期はいつかというと、やはり、亜美の父が世間をにぎわしたあの時期であろう。

”急激なヤンキー化”と”田中麗奈

よく考えれば、BUBKAなどで清純イメージが壊れてしまったというのは、田中のほうが先駆者である。甲斐性無しの元ヤンと・・というのも、もともとはこっちのほうが本家である。なぜ、それらが、急に目立たぬものとなってしまったのかというと、やはり、2001年の、広末はじめ、非バーニングのタレントたちに対する、ネガティブな報道があったからだろう。

時系列的にまとめてみると・・

  1. バーニングの不祥事が出る
  2. しばらくして、”あの●●(非バーニング)も実は”・・・という記事
  3. ”なーんだ、芸能界なんて所詮川原●●(放送禁止用語)の世界だ・・・と、典型的な反応をする庶民
  4. 嵐が過ぎ去り、非バーニングは実力派、あるいはアジア、ヨーロッパを拠点とする国際派。一方のバーニングは、おなじく国際派としてハリウッド目指すが夢かなわず、お昼の顔・・・というふうに、それぞれ居心地のいい場所を見つけ、そこにおさまる。

悪いことは、バーニングが全部先にやった(1)と思いきや、後から非バータレが似たようなことをやらかす(2)。しかも、報道を見る限りでは、スケールは、こっちのほうが遥かにデカイ。これにより、バータレ個人の問題が、芸能界全体の問題に”格上げ”される(3)。先行していたバータレの不始末はかき消され、以後、ドサクサにまぎれて両者しばらく雲隠れしている、バー、非バー両者のスキャンダルが沈静化した頃、バータレは、昼ドラ、深夜ドラなどの地味な分野でひっそりと復活、いつのまにか安定したポジションを得ている(4)。しかし、所詮地味な分野、”バッシングのすさまじい淘汰圧に耐え抜いた、大物”という目で見られている、非バーニングのタレントとは、大きく差をつけられてしまっている。


バーニングは、いつも人の真似してばかりいるくせに、こと悪事にかぎっては、真似するのは非バー、真似されるのはバーのほうなのである。トレンドとは逆なのである。トレンドにかんする、バータレの、石橋を叩”かせ”て渡る保守性性向※と違って、こっちのほうは革新的?なのか。また、(2)のパンチが効いていることによって、庶民は、いかにも、芸能界は素人の感覚と縁遠い、まるで極道の住みかであるかのような感触を覚えてしまう。

だが・・・これって、本当なのか?非バーの方を、より大きく騒がせたのも、芸能界全体の問題に”敷衍”したのも、マスコミの仕業ではないのか??実際、不始末はどっちのほうがデカイのか??マスコミ芸能界は本当に河原●●(放送禁止)の世界なのか?つまり、これらは、すべてマスコミにフィルターされた、錯覚ではないのか??

これらの疑念を払えないわけは、バータレのいいニュースにしろ、非バータレの悪いニュースにしろ、沈静化が早すぎるということがある。実は、バーに負けず、非バーニングにも、揉み消しなどの強大な力があって、それで解決したんだろ・・と反論する向きもあろうが、やはり、バータレのいいニュースに相反している、彼らの演技力の欠如、資質の欠陥といった、根本的な問題点は、時では解決できないものである。しかし、こと過剰なバッシングに対しては、時の経過が、タレントに対して、有利に働くだろう※2。



※石橋を叩かせて・・・この表現をはじめて使ったのはsimairuka氏。
自分より低収入の旦那との早婚、大学進学などの”石橋”は、まず、宇多田と広末に叩かせろ!という業界内不文律があるが、その橋は人を選ぶ橋で、二人は渡れたが、後についてった真似タレント連中は、渡ろうとしたけど重みで橋が落ちてしまった・・とかなんとかオチをつけていたような記憶がある。だが、新しいネタ(はてなのほう)は、現在、プライベートモードに設定されていて見ることが出来ない。

”後続連中の様子見””ソフトのβ版””たけしにつきまとう松村”など、似たような表現はaosa氏も使っている⇒http://d.hatena.ne.jp/aosa/20040521。”ライフスタイルのパクリ””だからこそ二『流』という・・”などの表現は、aosa氏、siro氏両者とも使っている。

・・・舞台公演中など、仕事中に年収の低い、格下の男とできちゃった結婚して結婚するというパターンは、ライフスタイルの二番煎じとみなし、以後、マスコミで大々的に取り上げることを一切、禁止するものとする。⇒サマスノトピ 478




※2:siro氏が、ブログで同じことを言っていました。後でリンクを張ります。というか、私が、ここで言っていることのほとんどは、siro氏やsimairuka氏が、ずっと前から言いつづけていたことの焼き直しにしか過ぎません。彼らが、お笑いコント的な投稿や、ドラマ評論に関連させてそれを主張する。私はそれを元にして、硬派な論文形式にアレンジする。手段や形式の違いはありますが、私のいいたいことは、彼らと全く同じです。

2004/12/ リンク発見