どうして芸能界は堕落したのか

インチキ雑誌の台頭。これがもっとも問題であった。○経エンタだの、宝○だの、枚挙に暇が無い。それがまことしやかに業界分析としての権威として世間に説得力を持っているところが、他愛も無い三流ゴシップ誌、スポーツ新聞と比べてたちが悪いところだ。

  • あややミキティーの歌唱力を専門家が分析したところ、宇多田より上だと判明。
  • 今まで、主人公の娘役として、世間の人が真っ先に思い浮かべるのは、榎本加奈子だった。
  • アイドルから女優への転身に成功したのは、中山美穂ただ一人。

権威あるとされているはずの媒体が、何故こういったウソを載せるのかというと、それが真実だからではなく、書けばファンや事務所が喜ぶからである。

ミキティーが、宇多田より上と言えば、UFAミキティーファンが喜ぶ。そして、ファンは雑誌を買ってくれるだろう。実際、周囲に、そんなことを言っている人物は一人もいないが、そんなことはどうでもいいことだ。ちょうちん記事を見てどれだけの人間が喜ぶか、それだけである。だから、誰か喜ばして、雑誌の部数を稼げるのならば、どんなことでも、たとえウソでも書く。

娘役といって普通の人が真っ先に思い浮かべるのは、広末か松本恵だろう。
自分は、娘役で榎本加奈子を真っ先に思い浮かべる人間というものに、出会ったことが無い。世間でも同様だろう。

深田や広末はまだアイドルで、女優ではない、今のところアイドル出身で女優と呼べるのは中山美穂ただ一人である・・・こういっている人間にも、出会ったことが無い。はっきりいって、中山も、広末や深田と同じくアイドル畑の住人としてみているか、あるいは広末や深田も、中山と同様、実績ある女優として既に見ているかのどちらかである。この二人を、別の存在として認識している人種など、マスコミの脳内にしか存在していない。”アイドルから本格派女優の脱皮としての、唯一の成功例中山美穂”などは、マスコミ、あるいは周防郁雄の脳内にだけのみ存在してるバーチャルな代物”全国民が誕生日を気にかけられるほどの国民的存在である西田ひかる”だの、”国民から、民間外交官の役割を期待されているほど芸能界で重要な存在である藤原紀香”とおなじようなものであろう。証拠に、そんなことを書いている海外メディアなど一つも無い。日本に詳しいアジア人も同様だろう。

アイドルから女優への脱皮に苦しむ広末、深田のご両人、この先彼女達はどこに行くのだろうか・・・
彼女達は、果たして中山のようになれるのだろうか・・それを考えると、やはり中山は偉大な存在だなぁ・・

マスコミ(周防)はこう訴えたいんだろうが、はっきりいえば、イチローと松井にむかって、彼らも清原のような存在になれるのだろうかと心配しているようなものである。