長瀬智也は何故凋落したのか?その2 木村拓哉のケース

実は、木村拓哉も、同じパターンを危惧されていた。
浜崎にあたるのが、妻、工藤静香であり、やんぱぱにあたるのが、空から降る一億の星、そして加藤、後藤にあたる下手なバータレが、井川遥だったわけである。
ほかにも、(今は離婚したが)永瀬正敏における、妻、小泉今日子と、探偵濱マイク、井川、中島の関係も、これにあたる。

また、滝沢秀明ファンは、彼もこのパターンに染まることを、異常に恐れている。
”僕マド”でその傾向が出始めたときは、”滝沢に、バーの魔の手が及んでいる!”と、長谷川はじめ、バータレの介入に、ファンは強烈な拒否反応を起こした。思い起こせば、反町ファンも、同様に、彼と稲森の関係を、同じように危惧していたのかもしれない。

とにかく、これに懲りたジャニー喜多川氏は、ファンの要望を取り入れ、これからは、滝沢とバータレの共演は極力避け、滝沢を、広末のような非バーの女優にサポートさせる事にした。義経がそれである。なにしろ好例として、堂本剛今井翼の成功例があったので、彼に迷いはまったく無かったであろう。


とにかく、”バーが嫁”が主役というのは、とにかく厄介な代物である。失敗してもバッシングされないので、マスコミ的には安泰だが、作品のレベル的には、きわめて危険なキャスティングである。ドラマスタッフは、いつ何時でも、嫁のバックがキャスティングにしゃしゃり出てきて、作品の出来をぶち壊しにし、ドラマを、一瞬にして駄作に変貌させないか、戦々恐々としていなければならない。突っぱねでもしたら、マスコミ的には、どんな報復措置をとられるかわからない。

キャスト介入を突っぱねられた報復措置としては、やんぱぱと同時期に同局で放映されていて、マスコミの標的となった、おとうさんの例がある。