人生の選択・・奥奈恵のケース

広末涼子大河ドラマに出演することに対して、広末の抜けた穴のために、これから、今まで広末がしてきた仕事がしばらくは自分に回ってくるとぬか喜びしていた、広末に圧迫され続けていて、今まで、ろくな仕事をもらえなかった格下の女性タレント達が、失望し、反乱をはじめているらしい。

2ちゃんねるなどで、NHKの腐敗をたたいたり、他のふさわしいキャストを列挙したりしているのだがいかんせん、名前を挙げたタレント達は、ほとんどが、今まで、実力の上で広末に淘汰されていたバー系のタレント、しかも一度NHKにでて、こりゃダメだと、視聴者、NHK双方に、そっぽを向かれたタレントばかりである。誰が見ても、工作だとわかってしまう。


今まで広末が出ていた、堂本剛田村正和モノなど、看板枠、堤モノなどの本格派枠、どれも、かなり恵まれた枠である。
対照的に、最近、億万長者と結婚したある女優などは広末や深田が上にいたおかげで、今まで、ロクなドラマに出さしてもらえなかった。広末とほぼ同時期に台頭してきた、同年代の女優にもかかわらずである。
彼女の出産により、これでやっと、自分にもましな仕事が回ってくる。こう思った矢先の、広末の復帰情報である。彼女の怒りがおさまらないのも、うなずける話だ。

この女は、どこまで私の仕事の邪魔をするのだ・・・
このままでは、永久に、あの女の下で、自分にいい仕事は回ってこない、これは、なんとかしなくてはならない・・・

そう思うのも、無理は無い。

第一、金持ちと結婚したのも、広末に対するあてつけである。
自分は広末なんかと全く違って、ちゃんとした人間だということをアピールしたかった。こういうわけだ。
しかし、世間的にちゃんとした人間ということと、ちゃんと仕事ができる人間ということは、また別の話だ。タレント稼業、昼の奥様劇場、CMなどの「ヤワな仕事」などではこういったいいイメージは、有利かもしれない。しかし、こういった仕事と違って、本格的なレベルを要求される、演技の仕事などにプラスになるかというと、そうではないのだ。実は、彼女の起用に、慎重になっている制作スタッフが多いのだ。

彼女は、金を持っている、余裕のある人間である。
スタッフの心配とは、彼女が台詞を間違ったり、台詞をちゃんといえなくても、ヘンな演技しても、ドタキャン、あるいは挙句の果てに強制降板させられても慰謝料払えばへっちゃら、と思ってるのではないか?ということである。
こうなると、せっぱつまった人間の方がちゃんと仕事してくれるのではないか・・・?と製作スタッフが思い、そういった人間の方に、優先的に、いい仕事が舞い込みやすい。女性として、最良と思える選択が、仕事では、逆に不利に働く・・こういうことになる。

金持ちとの結婚。確かに、一個の女性としては、最良の選択かもしれない。しかし、役者として、仕事のうえで、それが有利に働くかといえば、そうではない。プライベートの人間としても、仕事をしている人間としても有利に働く・・そんな都合のいい選択肢など、ありはしないのである。世の中、そう上手くいくはずが無い。