スターチャイルド

バー○ング、オ○カー、ホ○プロ等、自分達のやり方が通用しなくなってきていることを、うすうす自覚していることを前にも述べたが、実際、他のことに方向転換は出来ても、”スキャンダルが完璧に無いタレント”に、相変わらず価値を見出していて、未練たらしくも、その幻想に、いまだ見切りをつけられずにいるのだ。

スキャンダルを、莫大なコストを掛けて押さえる。

この情報化社会において、いくら巨大事務所であろうと、その手法は通用しなくなってきた。
だが大手は”スキャンダルが出ないタレント”にいまだ固執していて、そういったタレントを獲得したら、どんなに有利だろうかと、いまだにあこがれている。相変わらず演技力、カリスマ性、こんなことに興味はこれぽっちも待っていないのだ。規模がでかいだけあって、どうやってそれをこれから生かしていくことができるか・・大手だから、思考はそんなもんが限界だろう。

そこで、彼らは発想の大転換を起こした。出るスキャンダルを押さえるのではなく、そもそも、スキャンダルが物理的に出ようが無い状態のタレントを、売り出せばいいではないか!と。

ホ○プロが最終的に出した手法は、バーチャルアイドルであった。だがしかし、これは世間に受け入れられず、アイドル氷河期が終わり、ホンモノが台頭してしまうと、太刀打ちできず消えていった。現在ホリ○ロは限界を悟り、考え直して、スキャンダル対策を個人の責任に任せる手法をとり、コストを押さえている。

オ○カーの手法は、素質的に、スキャンダルを出しそうも無いタレントを売り出す、という手法をとった。本人の芸能センスは考慮に入れず、社交的付き合いに興味が無い、芸能界そのものに興味が無い、カタギの人間を売り出す、と。○川がそれであった。だがしかし、そういった人材は、処世術以外の、自身の芸能センスといったものの向上に、興味が無い、あるいは芸能センスがもともと備わっていない者が多く、演技力といった点で、他の、ゴーイングマイウェイ的なタレントと比べて、限界にきている。これも、彼らは自覚しはじめている。

バー○ングは、スネに傷があろうとなんだろうと強引に押さえる・・という手法で、それが限界にきたと自覚している。これは前に言った。

そこで、もっとも発想の転換をしたのが、残る彼ら(バー○ング)であった。バーチャルアイドルのように、完全に架空ではない、菊○のように、100%スキャンダルが出ないと確信できない手法でもない。この二つのいいとこどりで推し進め、半バーチャルといったキャラクターを作り出そうとしているのだ。それは

幽閉、監禁アイドルである


物理的に幽閉、監禁してしまえば、バーチャルアイドルのように、スキャンダルは出ようが無い。かといって生身の人間でないと大衆は親近感は沸かない。だが外に放っておくと、どんなにもともと内向的な人間であっても、誘惑に負けきれず何をやらかすかわからないし、やらかして無くても、いろいろ話に尾ひれがついて、結局評判に響いてしまう。

だがそれが物理的に幽閉、監禁された人物であればそれが一挙に解決する。今までのように”ここから抜けたら怖い目にあう”という精神的な監禁ではない。物理的なものであれば、全く失敗は無い。だが精神的な監禁と同様、本人の精神の問題がある。長時間の幽閉のために、当の本人が狂ってしまったら何の意味も無い。だがその辺は抜かりは無い。人間の性欲、食欲などのすべての欲望、あるいはストレスを、全部処理できるような設備をすべて取り揃えた、中で人間的な精神活動をすべてまかなうことができる、そういった、おおがかりな閉鎖設備を、丸ごと作り上げようと準備しているのだ。勿論、外界からは完全にシャットアウトされている。今までは、それが、外部社会の芸能人御用達クラブだったりしたわけだが、一般人も紛れ込むことが出来て、それはマスコミ関係者も例外ではなかった。だが今回のシステムは全く違う。完璧に外界をシャットアウトできることができるのだ。そこで何をやろうとも絶対に外には漏れない。逆に中からも何一つ入らない。完璧なシステムである。

いわば宇宙旅行時代のカプセルのようなもので、格好の実験例として、この”幽閉アイドルプロジェクト”は、N○SDAの強力もとりつけてあるらしい。もっとも近未来的な、21世紀型アイドルといえるだろう。もし、幼少からそれが成されるようなことまでに行き着けば、そこから生まれたアイドルは、いわば”2001年宇宙の旅”に出てきた、スターチャイルドといえる存在なのかもしれない。



























もちろん、ネタです