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バーニング その2

バーニングは、ワイドショー、女性週刊誌、その他媒体の情報の洪水で、他のライバルタレントを圧倒する戦略をとっていたが、前述した要因により、その戦略が破綻しつつある。そのほかにも、原因としてあげられることがある。

バーニングがメインの宣伝媒体としているワイドショーを、見る、女性週刊誌を買って、読む、といった、購読層あるいは視聴者層、そして、さらにそれらに影響される層といったものは、全般的に見て低脳な人間が多く、所得水準の低い人間が大多数なのだ。そういった、知的レベルの低い人間達相手に、一生懸命アピールしたり、懸命にライバルを叩いたりしても、そういった人間は総じて社会の底辺層を形づくっていて、タダで見るCMやドラマには興味を示すが、お金を払うようなコンテンツに、関心をはらわないのだ。だからそういった媒体の出費をして、その効果で、好感度調査で上位にくる、知名度調査で上位にくるといった、間接的効果はあっても、金銭的な利益などといった、直接的な効果が現れないのだ。タダであるドラマやCMを見る人が多い・・というだけで、有料である、映画、舞台公演、販売DVDなどの、本格的な演技力や作品レベルを要求されるコンテンツの売上増加には、さしたる効果が無いというわけだ。今までならば、そういったタダの媒体でも、知名度、好感度アップにつながり、それが直接利益=有料コンテンツの売上増大に影響を与えた。しかし今は違う。

現在、不景気により、ヒマの増大、フトコロの減少・・といった傾向が、庶民にではじめてきていて、タダで見るものは、有り余っているヒマをつぶせりゃあ、それでもいいが、有料のものは、なけなしの金を払うので、作品のレベルにはシビアになる。だから、この二つは、全く違うものだ・・・・という認識が行き渡っているのだ。

一方、所得が低い層といっても、精神的充足を求めていて、高いレベルの文化作品に対して出費を惜しまない者も多く存在する。そういった者は、所得が低いといえども、高い文化レベルを維持していて、ワイドショー、大衆紙などの影響をほとんど受けないので、バーニングのターゲットとはなりえない。文化的出費に余裕のある高所得者と同様、バッシング記事、あやしげなヨイショに影響されず作品のレベルのみで、作品、タレントをチョイスする。
とにかく、バーニングは、大衆文化作品に対して、ヒマを払うが金を払わないといった層にしか、浸透していないわけだ。こんな層に浸透しても、所詮出演したCMの商品の売上増大(期待できるのは、買うとき、品質にシビアになり、CMごときでは購買に左右されない高級品ではなく、雑貨くらいだが)これも最近は不景気の影響により、安い品といえども、品質、安さが選択の第一で、CMごときでは売上を左右されなくなってきている。

とにかく、バーニングはこういった理由で、窮地に立っているということだ。他に、バーニングがターゲットにしやすそうな、理性的でない、流言飛語にだまされやすい層といったら、若者があげられる。しかし、いずれは、彼らも成長するにつれ賢明になってきて、そういったことにはだまされにくくなってくる。一時的には効果はある、若者にもいろいろいる・・・と言われれば確かにそうだが、若いうちから、そういったものに飛びつく、あるいは影響されやすい人間というものは、やはり同年代のほかの若者と比べて低脳な人間が多く、将来、大人になっても、文化作品に金を惜しまないような、所得水準、文化水準に達しているとはとても思えず、これも長期的な効果は期待できないのだ。