浜崎

浜崎あゆみのCD売上が鈍ってきているのは周知の事実だが、A○EXは、それ以上に頭を抱えていることがある。

浜崎人気は、いずれ廃れることなど、音楽業界での常識からいって、折込済みだが・・・・

コンテンツが、息長く稼げるかどうかは、そのファン層が、大人になってどれくらいの社会的階層に上っているか・・・というのが決め手になる、ファン層が、そういった娯楽に金を惜しまない、金銭的、精神的余裕のある階層に成長しているか・・ということだ。

ガンダムなどは、なかなか深い作品なので、少年時代にこれに影響された若者は、知的好奇心の強い、インテリの若者が多く、そういったターゲットは、大人になってそれなりの社会的地位に上がっている。宣伝業界、言論界にも多く生息しているので、そういったコンテンツは販売が楽で、息長く稼ぎやすい。松田聖子なども、そういった主なターゲットが、現在、有力な購買層を形成している。

しかし、主に浜崎のCDを買う層は、シャコタンなどの改造車を乗り回したりしている、いわゆるドキュンといわれる若者が多く、将来、余裕ある社会的地位に上がってくるとは、とても望めない人たちなのだ。今ならば、こういう人たちは流行に左右されやすいので、販売は楽だが、流行に左右されやすいということは、頭が弱いということでもあり、将来、AVEXが、浜崎などのリバイバルブームを起こそうと思っても、主に低賃金の肉体労働者となっている可能性が高く、それに対して彼らが金銭を払う余裕など、全く期待できないのだ。

今になって、”一時の利益を犠牲にしてまでも、もっと奥深いものを作ればよかった・・”という、AVEXの嘆きも、もう手遅れだ。