長瀬智也は何故凋落したのか? その1

何故かというと、

彼と、浜崎あゆみとの関係を、業界が危惧した

これに尽きる。

長瀬をドラマに出せば、恋人の浜崎のバックのAVEXが、キャストに、強引に介入してきて、下手なAVEX、バーニングタレントをドラマに押し込め、ドラマの質を下げることになるのではないかと恐れたのだ。


実は、既にその傾向が出始めてきていたのが、あの駄作ドラマ”やんぱぱ”だったのである。

バーニング一押しの加藤あいハロプロ一押しの後藤、そして、梅田みかとともに、業界では、彼女の演出作品に出たら芸能生命がおしまいだといわれている、演出の星田良子。長瀬を強力にサポートできる、技術のある人材とは到底言えず、質のいい作品には成りそうも無い布陣である。案の定、下手な演技、素人同然で意味不明の演出、つまらないシナリオ、三拍子そろった駄作と相成った。
これで”いざ長瀬をドラマに出そうとすると、彼だけではなく、バーの息のかかった、余計な奴までくっついてきやがる”と警戒され、以後、長瀬出演作に、力を入れても無駄、彼のドラマは駄作決定であると、ドラマスタッフにレッテルを貼られる要因となった。白線流しから、ハンドクにいたるまで、長瀬ドラマは、決して、質が低いとはいえないものばかりだったのに・・・

(参考)榎本加奈子なども、ドラマに出ると、スピーナ Globe Deeps ELT D-Loop 安西ひろこなど、やはり、主題歌が似たような系統の者になるようだ。

長瀬智也は何故凋落したのか?その2 木村拓哉のケース

実は、木村拓哉も、同じパターンを危惧されていた。
浜崎にあたるのが、妻、工藤静香であり、やんぱぱにあたるのが、空から降る一億の星、そして加藤、後藤にあたる下手なバータレが、井川遥だったわけである。
ほかにも、(今は離婚したが)永瀬正敏における、妻、小泉今日子と、探偵濱マイク、井川、中島の関係も、これにあたる。

また、滝沢秀明ファンは、彼もこのパターンに染まることを、異常に恐れている。
”僕マド”でその傾向が出始めたときは、”滝沢に、バーの魔の手が及んでいる!”と、長谷川はじめ、バータレの介入に、ファンは強烈な拒否反応を起こした。思い起こせば、反町ファンも、同様に、彼と稲森の関係を、同じように危惧していたのかもしれない。

とにかく、これに懲りたジャニー喜多川氏は、ファンの要望を取り入れ、これからは、滝沢とバータレの共演は極力避け、滝沢を、広末のような非バーの女優にサポートさせる事にした。義経がそれである。なにしろ好例として、堂本剛今井翼の成功例があったので、彼に迷いはまったく無かったであろう。


とにかく、”バーが嫁”が主役というのは、とにかく厄介な代物である。失敗してもバッシングされないので、マスコミ的には安泰だが、作品のレベル的には、きわめて危険なキャスティングである。ドラマスタッフは、いつ何時でも、嫁のバックがキャスティングにしゃしゃり出てきて、作品の出来をぶち壊しにし、ドラマを、一瞬にして駄作に変貌させないか、戦々恐々としていなければならない。突っぱねでもしたら、マスコミ的には、どんな報復措置をとられるかわからない。

キャスト介入を突っぱねられた報復措置としては、やんぱぱと同時期に同局で放映されていて、マスコミの標的となった、おとうさんの例がある。

長瀬智也は何故凋落したのか?その3 ドラマ”おとうさん”のケース

おとうさんは、前々から決まっていた姉妹のキャストは、中谷、深田であった。後に、愛なんていらねえよ夏で、初めて一桁台を出した広末の名誉挽回策として、彼女もキャストに加わったが、それでもストーリーの散漫さを避けるため、姉妹の数としては三人、ここまでが限界である。
ところが、そこへ、かつて成功した、似たようなドラマ”オヤジぃ”の、水野、黒木の功績を大義名分として、”長女役として、もう一人”と、バーニングが介入してきたのだ。

田村の家族モノの功績といったら、広末のフラームだけではない。バーも忘れちゃならんぞ!広末が、オヤジぃの功績により、途中介入の権利があるのなら、水野や黒木を出した我々にも、その権利があるはずだ・・というわけである。

姉妹のエピソードが、これ以上分散して散漫となるのを恐れた製作スタッフは断ったが、どうしても、その圧力に抗し切れない。そこで、苦肉の策として、対抗措置として、連中の押す小泉今日子あたりと同年代である、非バーの飯島直子を担ぎ上げることとした。長女役は、すでに飯島で決定しているので、もう変更できないとして、バーからの圧力を、かわす作戦に出たというわけである。

こういうわけで、バーに対する対抗措置ということのみで、初期設定には無かった飯島の長女役が追加され、散漫さはどうしても避けられないシナリオとなってしまった。

しかし、そんなゴタゴタにもかかわらず、おとうさんは、やんぱぱとは比較にならないほどの高い視聴率=2002秋クールで、トップの視聴率という、十分すぎるほどの成績を上げたが、それにもかかわらず、期待はずれというマスコミの論調が多かった。一方マスコミは、やんぱぱの失敗にはまったく触れなかった。これはキャスト介入失敗の腹いせということのほかに、前に触れたやんぱぱの失敗隠蔽、日曜劇場のライバル、月9の、中山美穂主演作”ホーム&アウェイ”の失敗隠蔽をも兼ねていたのだ。

TBS的には、おとうさんは力を入れていたが、一方、やんぱぱはやっつけ仕事、いわゆる”流し”・・・これは、誰の目にも明らかなのだが、マスコミがこれを認めると、加藤、後藤はじめ、バータレは、業界や世間の、誰一人として期待をしていない小物、逆におとうさん出演者は、誰もが期待している大物・・という事実を認めざるを得ない。何しろ”期待はずれ”という言葉は、期待されている者にしか使えないのだ。おとうさんがそうであるから、当然、出演者達は大物、、だから酷評する。一方、やんぱぱ出演者達は、期待さえされていない代物・・だから我々は触れないのだ。マスコミの言うことを素直に受け取れば、そうとしか受け取れない。”期待はずれ”とこき下ろすことによって、期待されている人材であると、暗に認めてしまっている。マスコミの自己矛盾というか、自らはまったドツボというか・・はたから見ると滑稽である。

長瀬智也は何故凋落したのか?その4 中山ドラマに代表されるバードラ、オスカードラマのケース


同様に、中山のドラマも世間にそう見られていた。TBSが一点豪華主義、集中投資を取ったしわ寄せが、TBSだけでなく、ほかの局のドラマにも現れていた、日9のおとうさんにごっそりキャストを取られた影響で、ほかのドラマ枠があおりを食らって、めぼしいのは残っていなかった。中山ドラマも、その例外ではない・・・というわけだ。しかし、それが世間では一般的な認識でも、こんなことを、バーシンパのマスコミが認めるなど、天地がひっくり返ってもあるわけが無い。

また、”広末をTBSに出すと、TBSはほかのドラマに力を入れない。必然的に局内では、広末出演作の一人勝ちとなる”、これはいつものパターンである。必然的に、局内では、広末サイドの発言権は増す。オスカーやバーは駄目だな、やっぱり広末じゃないと駄目だ。なんたって、””困ったときには、キムタクと広末頼み””だなあ・・”という雰囲気を、何となく醸成しているように感じられる。これはプロデューサー連中、八木、植田、伊藤はじめ、あるいはTBS上層部まで絡んだ、意識的な誘導ではないのか?バーニング、オスカーなどが、こう疑うのも無理は無い。連中は、予算、企画、脚本レベルなどで、バーニング、オスカードラマを意識的に手抜きし、我々をつぶしにかかっているのでは?・・というわけだが、これについては、後で触れたいと思う。※http://d.hatena.ne.jp/pokopiko/20040612

深田恭子の憂鬱

BUBKAで、深田恭子が、親交相手を小池栄子に乗り換えたというソースがあった。
ホリプロが、深田を広末と付き合わせると悪影響がある、などの理由で二人の親交を快く思っていない・・とされているが、嘘っぱちである。

本当の理由は、広末を認めると、ホリプロの立つ瀬が無いからである。
ホリプロは、前にもいったが、男優は人材豊富だが、こと女優に限っては、深田から見て、演技の実績が評価されている先輩、あるいは同僚が一人もいない。なんたって、現在、女優畑で頼みの綱である宮路真緒ごときが事務所の一押しだということが、演技畑での人材の払底を如実に現している。今まで、バラエティーばかりに力をいれて、演技のできる女優の育成をおこたったツケが、ここになって表に現れだしたのだ。

宮路以外、ほかの深田あたりと同年代のタレントは、広末、柴咲、内山などの女優達に、演技力で駆逐され、毒舌コメンテーター、あるいはバラエティー司会に身をおとした敗残者ばかりである。あびる、優香などが好例であるが、深田は、優香とは極めて仲が悪い。はっきりいって、相手は安物B級バラドル。自分とは格が違う・・と思っているのだろう。そのとおりなんだが・・・多分、ほかのホリプロタレント、あるいは小池も、深田にそう見られているのだろう。

とにかく、深田から見て、自分が模範とできるような、高い演技力、存在感、アジア諸国はじめ、国際的な知名度。これらを広末並に満たしているホリプロタレントなどは皆無である。森口博子など、諸先輩の不振も気になる。深田も、”私が、こんなところにずっといると、このままじゃ、優香みたいに芸無しバカになっちゃう。森口博子みたいになってしまったら、将来も暗い。早いうちに演技で食っていけるような本格派に脱皮しないと、将来生き残っていけない”と焦り、ホリプロから、心理的に距離をおき始めている。

ホリプロが、これを認めるわけが無い。深田の主張を認めると、”バラエティーで存分に毒舌を吐いてライバルを潰し、あるいは、番組の企画で、マラソンや、難しいことに挑戦したりして、世間を感心させ、一生懸命、ひたむきさをアピールし、それで好感度のポイントをあげ、人気者となり、それを武器にドラマや映画、舞台などの演技に進出した方が、幼少のころから演技一筋で売っていくより、遥かに有利なことである”この、ホリプロの基本テーゼを、真っ向から否定することになるからだ。とにかくタレントなんて使い潰し、効率よく儲けなきゃ大組織はやってられない。大事に育てるなどバカらしい。しかし、これも、深田にとうに見透かされているのだ。

バラエティー至上主義を掲げるホリプロにとって、都合のいい友人は誰か・・
小池栄子は、その点理想の人物である。バラエティーで名を売り、その影響で演技に進出。ほかのホリプロタレント同様、演技以外で名が売れた人間だ。ホリプロ所属でないが、まさにホリプロテーゼに合致した人物である。逆に、ホリプロがほしい位の人材であろう。とにかく、現在、ドラマ市場を席捲している女性達、ホリプロとは逆の、演技至上主義である、広末、あるいはスターダストなどの女優達とまったく正反対の人物であることは確かだ。

深田が小池に影響されれば、”演技で努力するなんてバカバカしいことだ、だから、そのような、技での手厚いサポートを事務所に求めるなんて無駄なことだ”と、深田に、強く認識させることができる。だから、深田が”自分はあくまでも演技で売りたいので、そのような、本格派女優を育成するサポートシステムの整っていない、ホリプロなんか離脱する、そういった実績が豊富な、フラームパパドゥや、アミューズのような事務所にいきたい”などと言われたらハタと困ってしまうホリプロにとって、深田が、小池を模範としてくれれば、そうやってごねて、我々を困らせる事も無くなるだろうと踏んでいるのだ。

しかし、それも、すべて小池の芸能活動の浮沈にかかっている。小池が女優の脱皮などに失敗し、あっというまに落ち目になれば、深田の信頼をいちじるしく失い、浜崎あゆみのように、あっさりと見放されることもありうるのだ。小池の持つ演技力、ルックス、世間の飽きっぽさから考えて、どうやら、その可能性が高そうなのだが・・・

とにかく、できるなら、将来、深田には、バラドル畑に進出してもらいたい。これに関しては、自分達はその方が儲かるし、何たってノウハウがあるし、存分に彼女をサポートできる・・・だから小池との親交を厚くして、小池を”師匠”にさせて、深田を”弟子”につけ、今のうちに、バラエティーで必要な”まわし””ボケ””突っ込み”などの奥義を、小池に伝授してもらいたい。ホリプロはそう思っているのだ。本格派女優に憧れる深田にとって、そんなことに乗り気でないのは当然なのだが・・・