ちなみに、どういった芸能人が、真の人気者といえるのだろうか・・・

広末涼子のようにアンチが多いことが人気のあかし、いやいや、好感度調査で上位の者こそが・・・なかなか、結論は一つには出せない。


広告代理店を悩ませる永遠のテーマだが、しかし、結論は一つである。



結論を出す前に、一つ問題提起をしたいと思う。

何故山口百恵山口智子は、好感度調査で上位に上がっていたのだろうか?


この二人に、共通することがある、それは、仕事をしていないことである。
つまり、芸能人が人気を得る、最も効果的な方法は、芸能活動をしないことなのである。
確かに、仕事をしなければ、ライバルの雇用を奪うことも無く、大きな仕事を取りまくって同業者を圧迫したりすることも無い。よって、ねたみをうけることも無く、ライバルのつぶし工作もうけない。だからライバルタレントのファンのバッシングもうけない。


芸能活動をしないことが、芸能活動のうえでのみ必要な、好感度というパラメーターに、必須なことなのである。なんとも矛盾しているようだがそうではない。


好感度・・・これは、芸能活動をしない者にとっては、全く価値が無いものだ。それを得る唯一の方法が、芸能活動をしないことによってしか得られないのならば、矛盾というかあたりまえというか、とにかく芸能活動をしていく上で、いい仕事をとればとるほど、叩かれて好感度下げるのはどっちみち宿命、このパラメータは全く意味を成さないものといえよう。

確かに、芸能人の仕事は、どんなことでも例外なく、究極的には、すべて、他の芸能人がするかも知れぬ仕事を、自分が奪っていることで成立しているといえる。当たり前のことだが、他を奪わずして仕事を得られる方法など無い。当然、一流芸能人に値する大きな仕事、人もうらやむ、いい仕事、そういった仕事をすればするほど、他から奪ったものも、それに比例して多くなる。だから、売れっ子ほど、そのいい仕事によって知名度を増し、いいと思う人が増える・・・しかしそれ以上に、彼(彼女)に仕事を奪われることをおそれる、キャラがかちあうライバルの、ねたみ、工作によって、好感度をさげられやすい。知名度が増して、ファンが増えるのはいいが、同時に、アンチや同業者のねたみも増えるのは嫌だ、片方だけいいとこどりしたい、そういうことはできない。

だから、一流になる、いい仕事をもらう。それによって付随する、ライバルと、そのライバルのファンのねたみ、これを避けるためには、芸能活動そのものを止めるしかない。

だから、究極的には、最も好感度を上げる方法は、芸能界になんか入らず、そこらへんの八百屋のおばさんになることだ。そういった者が、芸能人なんかとは比較にならないほど、好感度が高い者だといえよう。

前レスの補足

野球で、投手として成功するには、ホームランやヒットを打たれないことだ、ホームランやヒットを打たれない最良の方法は、投手をやらないことだ。投手をやらなければ、そもそも、ホームランを打たれることもない。だがそもそも投手にならなければ、投手として成功するという最初の前提が達成できない。だから、とにかく投手にならなければはじまらない。だが投手になれば打たれるのは避けられない、じゃあそれを避ける最良の・・・・

こんな、馬鹿な堂堂巡りの理論は、誰も使わないと思えるだろうが、2ちゃんねるなどでは、この筋の理論がまかりとおっている。

○○ヤメチマエ、○○が引退したら許す。引退したら、自分は○○に好感を持つ。だからといって○○がそれを受けとめて、じゃあ、私が人気を得るためには芸能界止めればいいのね・・といってホントに止めるわけが無い。芸能活動を止めてしまえば、どんなに自分に好感度があろうとも、全く意味が無い。

消えてしまったタレント達は無敵である。誰からもねたまれない。好感度は最高であろう。死んだ人もそうである。生きた人間が、宿命であるどうしても避けられないことを、していない・・息も吸わない、飯も食わない。よって、生きている人のように、他人が使うかも知れぬ酸素やエネルギー資源を奪うこともないので、誰からもねたまれない。同じ地球に生きていく上で、迷惑にならない。そういうことだ。芸能界も、全く同じことであろう。